M2052制振合金ラックマウントシステム完成。
M2052制振合金ワッシャーと専用高硬度ビスのセット。ラックインシュレーターKA-2U88との組合せにより「機材を振動から浮かせ、その上で確実な固定」という相反する条件をクリア。ラックマウント機材を性能を最大限に発揮させる。さらにTMSによる締め付けトルク管理で盤石のラックマウント環境が構成される。
M2052制振合金ディスクチップはPro-Tools888Interface内部対策用セットで登場。Input&OutputのTrimパーツ16個を制振対策することでInterfaceのアナログ部を飛躍的にクラスアップする。またボードへの効率的な制振対策にもなるためデジタル部にも相応の効果が得られる。
M2052制振合金ラックインシュレーターの音質、 性能をさらに向上かつ確定化する決定的ツールがTMS トルク・マネージメント・システムだ。 全てのネジには環境に応じて理想的な締め付けトルクが存在し、複数のネジを使用するユニットが本来の性能を発揮するためには全てのネジが同一のトルクで締められている必要がある。TMSは機器のトルク管理を最大限に効率化する。ラック用ネジの締め付けトルク管理には30cN/m〜210cN/m程度が必要となる。 KA-2U88+制振ワッシャー+専用高硬度ビス+888I/Oの組合せでは150cN/m〜210cN/mが音楽的設定範囲。推奨値は195cN/m。KA-2U88+制振ワッシャー+制振合金ビス+888I/Oの組合せでは100cN/m〜150cN/mが音楽的設定範囲。推奨値は140cN/m。KA-2U88+制振ワッシャー+制振合金ビス+AD8000の組合せでは30cN/m〜60cN/mが音楽的設定範囲。推奨値は45cN/m。
組み付け方法(Pro-Tools 888 Interfaceへの使用例) 新品のラックに組み付ける場合はツラ面を上にしてKA-2U88そして888 Interfaceの順で置き、ネジを取り付けるだけだが多くの場合は既に設置されたラックへの導入となるであろう。その場合は以下の7Step。 step1.片側2つのネジをはずしもう片方のネジ2つはネジをはずした側にKA-2U88を挿入できるスペースが空く程度にゆるめる。 step2.ネジをはずした側の筐体を少々引き出し筐体とラックの隙間にKA-2U88を挿入する。 step3.上側を親指で押さえ、KA-2U88に少々の摩擦抵抗を与えるため引き出した筐体を戻しながらさらに挿入。 step4.筐体下側を押しつけながらちょうど良い位置へセット step5.KA-2U88の穴とネジ穴の位置を確認。 step6.筐体とラックと双方に最大面積で接合するよう調整しつつネジを締め、反対側も同様に2〜6のステップで挟み込む。
step7.全てのネジを確実に締め付けて完了 締め付けトルクは高いほど合金の制振力は高くなる。
*急いで取り付ける場合は両面テープの使用も可、ただし厳密にはテープの存在は明らかに音に影響を及ぼすため使用量は最小限度に。